キュウセン(ベラ科)
雄は全体の青みが強く、胸鰭の直後に黒班がある。雌は赤みがかっている。雌から雄に性転換する。内湾性の魚で、転石や砂地の海底近くを遊泳。昼行性で夕方砂に潜り、朝に活動をはじめる。冬期は砂に潜って越冬する。 |
刺身、塩焼きなど
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元来身がやわらかくぶよぶよし、下魚扱いされるキュウセンが瀬戸内海では珍重される高級魚、「ぎざみ」になる。だが、これは好みの問題だけではなく、来島海峡に来ると名前も味も変わるのだ。来島海峡のぎざみは冬水温が下がるので成長が遅く、急流に揉まれ、身が引き締まって上品な白身の魚になる。夏が来ればぎざみの塩焼き。来島海峡の恵みを感じる逸品だ。
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